知的障害者って騙されやすい?
知的障害者は人に騙されやすいと聞いた。
確かに自分を振り返ってみるとそうかもしれない。
私は相手が何を考えているのかとか、相手の行動とかで良からぬことをしていても読むことは出来なかった。
なので相手が私に何か良からぬことを考えていても普通の人なら分かるようなことも分からず、辛い思いもした。
幸い子供の頃は親や兄弟、周囲の人が「あの人何か変だから気をつけたほうがいいよ」とか言って教えてくれたりしたので酷く騙されたりとかはなかった。
でも、恋愛関係ではここでは書けないぐらいにひどい目にあった。
それからはやはり人を信じ過ぎないように気をつけた。
とりあえず私は一旦、人を疑って考える癖をつけた。
例えば、仲のいい人でも何かお金が絡むような誘いがあった場合にまず、この話は大丈夫かとか考えることにしている。
でも、やはり私は考える力が人より少ないのでしつこい位に考えても結局は変な方向に行ってしまう。
危険を予知する力は就職してから会社でやった危険予知訓練(例えば、カッターを持って作業をしている絵を見せられてその中にどんな危険があるか考える訓練)が結構役に立った。
あれは日常生活の中でも考えながら行動することがある程度できるようになったと思う。
私は人の話を聞いていると、話が少しでも長くなると話の内容がプツンと分からなくなる。
集中力がないせいか別のほうに意識が行ってしまったり違うことを考えてしまう。
なので、大切な話とかはもう一度聞き返したりする羽目になる。
ただ、愚痴などを聞いたりする時はもろに聞いてると何故か体調が悪くなるときがあるので集中力の無さに感謝を感じる時がある。
愚痴吐きたい人はその状態でも聞いてくれるのが嬉しいみたいで最後はすっきりして帰っていく。
良いのか悪いのか•••(^_^;)
そんな状態でも話を聞いていると段々とその話を信じてしまう時がある。
普通なら疑いながらいろんなパターンを考えたりするのかもしれないけど、考える力があまり無いせいか、段々といいほうのイメージしか思い描くことしか出来なくなってきてしまう。
なので、私はまずセ-ルスなど知らない人が訪ねてきた場合はどんなに話が聞き取りづらくてもドアを開けずに対応する事にした。
若い時たまたま出会って話をしたおばさんと新聞の勧誘がしつこいという話になり「いちいちドアを開けないではっきりうちはとりませんって言ってご苦労さまって最後にいいなさい。ご苦労様って一言を言ってあげると相手はだいたいそれ以上しつこく出来なくなるから」そう教えてくれた。
私は早速それを実行したら効果てきめんであんなにしつこい勧誘がすぐに帰るようになった。
あのおばさんに本当に感謝m(_ _)m
その方法は今でもやっていて最近は宗教関係が多く、来たらはっきり宗教はお断りしてます。ご苦労様とドア越しに言って奥に引っ込んでいる。うちのマンションはインタ-ホンが無いので不便だな(・_・;)
私自身の中にはセ-ルスの人は生活もかかっているし、宗教の人は少しでもその宗教での教えを広めて世の中をよくしようとか考えてやっているのだから話ぐらい聞いてあげないととか思って罪悪感みたいなものがあったりするけど、でも自分自身の身を守るには話を聞く前にシャットアウトするしかない。
話を聞いてしまうと断れなくなってしまい自分が苦しむことになる。
今は家族がいて余計に守らなくてはならないので心を鬼にして対応している。
結局考える力が人より無いからその話や行動が正しいとかそうなのかもとか思ってしまう。
個人差はあるかもだけど知的障害の人が騙されたり、犯罪に巻き込まれるのは考える力が劣っていたり信じやすかったりするから尚更なのかな•••
知的障害や発達障害の方々や皆さんが騙されたり犯罪に巻き込まれたりしませんように•••